次の音は、思わぬところに埋まっている。

思い出したように更新したりしなかったり。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

[edit]

Trackgack -- | Comment --

PAGE TOP

GOMES THE HITMAN「omni」 

昨日ライブに行って来ました。大阪のknaveというライブハウスで行われた、GOMES THE HITMANのボーカル、山田さんのソロプロジェクトです。kickingbirdsというバンドで、GOMESとは違ったバンドにしようとしているようですが、やはり山田さんの曲なのでどこか印象がかぶるところもありました。それでも新境地を開いたようで、今後の活動に期待したいです。

いきなりそんなこと言われてもわからん、といわれても仕方ないような出だしですいません。GOMESを知らない方は、この先の駄文で少しでも興味を持っていただけると幸いです。

GOMES THE HITMANは、ボーカルであり作詞作曲も行う山田稔明さんを中心としたバンドです。曲の世界は詩的で街的。非常に身近な題材を、独特の澄んだ声で歌い上げる稀有な存在です。時にはポップで、時には内省的に、時には物悲しく、一度その世界に触れると病み付きになる人も意外と多いのではないのでしょうか。
そんな彼らの最も有名な曲は、JACCSカードのCMに長いこと使われていた「手と手、影と影」。聴いたらわかる人も多いのではないかと思います。最低限の楽器だけで演奏されるこの曲は、地味といえば地味かもしれないですが、懐かしくて寂しい不思議な気分になる秀作です。今回挙げたCD「omni」にはこの曲は入っていませんが(「ripple」に収録)、GOMES THE HITMANのmyspaceで全曲視聴できるので、是非聴いていただきたいと思います。

そして今回挙げたのは、その「ripple」の一つ前のアルバム「omni」。この前に発売された「mono」とあわせて三部作とされているものの二枚目です。このアルバムは前作「mono」が内省的がちだったのに対して、親しみやすめの曲を多く収録しています。特に二曲目の「愛すべき日々」、七曲目の「Carolina」は、GOMESのポップな面が存分に発揮された名曲。これを聴かずしてGOMESは語れないといっても過言ではないです。他に「それを運命と受け止められるかな」などのしっとりソングなども魅力です。

GOMESを知りたいなら、「ripple」かこのアルバムをまず聴くべきです。そして気に入れば、「mono」などそれ以前のアルバムを聴いてみるといいでしょう。ただしこの「mono」は現在屈指の入手困難盤で、オークションなどでは常時万単位で取引されています。それもまた彼らの根強い人気を証明している様でもあり、少し複雑な気分です。(ちなみに私は持っています。)

omniomni
(2003/07/24)
GOMES THE HITMAN

商品詳細を見る


rippleripple
(2005/03/16)
GOMES THE HITMAN

商品詳細を見る


FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト

カテゴリ: 音探求

[edit]

PAGE TOP

コトリンゴ「songs in the birdcage」 

最近何となく新しい音楽が心に沁みにくくなっていました。必要としている音楽を重点的に集めるのではなく、手に入るものからあらゆるものを手に入れていくという生活をしているせいなのでしょう。そもそも自分が今どんなものを欲しているかすら見えにくくなっていました。あまり書くと愚痴っぽくなりそうなのでやめますが、手に入れる量が多いものの、それを聴けていない状況と、その割りにいい音楽にそんなに沢山はめぐり合えなかったことが影響していたのでしょう。

そんな現状を打破してくれたのが、かねてから噂は聴いていたものの手を付けていなかったコトリンゴ。実際聞いたのも、手に入れてからしばらく経ってからでした。そう言えばこれあったなと何気なく再生してみて、鳥肌が立ちました。今まで忘れがちだった、鳥肌が立つほど素晴らしいアーティストに久しぶりに出会った気がしました。

コトリンゴさんは坂本龍一にその才能を見出され、教授プロデュースでデビューしたアーティスト。声は安藤優子のように高く澄んでいながら、歌唱力に不足があるわけではありません。彼女は自分の曲の多くを作曲しており、その個々の曲の質も高い。声が可愛いと言う理由だけで売れている他のアーティストとは一線を画したシンガーソングライターです。

そしてそんな彼女のファーストアルバム「songs in the birdcage」。CM曲として使われた「こんにちは またあした」も含まれています。軽快なピアノと魅力的な声の織り成す繊細で淡い世界が広がるアルバムです。このアルバムでの特筆すべき曲は、4曲目の「hedgehog」、12曲目に急遽収録されたという「tiey tiey tea」。「hedgehog」とはハリネズミのことですが、この曲の雰囲気や歌詞だけで絵本が描けそうなかわいらしい素敵な曲。そしてアルバムの最後を飾る「tiey tiey tea」。とあるCMでも使われたそうですが、これこそコトリンゴの魅力を存分に楽しめる一曲です。跳ねるピアノとちょっと寂しげな曲調、そのくせ暗くならず、お茶畑の朝の中にいるかのような爽やかな気分になります。蓋し傑作です。

音楽に疲れたときは、この音楽を。逆説的ではありますが、結構よく効きます。聴きます。

songs in the birdcagesongs in the birdcage
(2007/06/27)
コトリンゴ

商品詳細を見る



FC2 Blog Ranking

カテゴリ: 音探求

テーマ: 女性アーティスト

ジャンル: 音楽

[edit]

PAGE TOP

田部京子「吉松隆:プレイアデス舞曲集」 

日本人のクラシック作曲家というのは、クラシックの中でもとりわけマイナーな存在になりがちで、日本人ですら自分の国の作曲家をろくに知らないという状況です。そしてさらに言えば、器楽曲というのは交響曲などに比べてマイナーになりがちです。その二つをかけ合わせれば、とてもマイナーなクラシックアルバムが出来上がりというわけです。

そして今回題に挙げたものはまさにそんなアルバム。日本人作曲家である吉松隆のピアノ作品集です。これは吉松さんが作曲した「プレイアデス舞曲」の第I集から第V集までを収録したもので、VI集からIX集までを収録した続編も出ています。
曲は全部で30曲余り、1~2分の小品集になっています。どの曲もポロポロとした音色が特徴的な繊細な曲群で、どことなく無機質な雰囲気を漂わせる曲や温かみを帯びた曲など様々です。印象派のドビュッシーやモンポウなどに近い趣を持っています(この二人については、機会があれば紹介します)。
特に出来がいい(と個人的に思う)のは第IV集の曲で、「間奏曲の記憶」や「東に向かう舞曲」など、愁いを帯びたピアノの音色が静かな魅力を持っています。

ピアノは田部京子さんが弾いており、曲の魅力を存分に引き出す好演です。続編のVI集からIX集までには彼女のために書かれた曲も多くあるそうです。

入手は今のところ平易で、アマゾンなどで購入することが出来ます。普段あまり穏やかな曲を聴かない人には退屈に感じるかもしれませんが、静かさに潜む美しさを感じとることが出来るようになったら、このアルバム以外にも楽しめる音楽の幅が広がることでしょう。そのような入門編にするというのも一つの手ではあります。もちろん、紅茶を飲みながらのBGMにするのにも向いているでしょう。

プレイアデス舞曲集プレイアデス舞曲集
(1996/05/21)
不明

商品詳細を見る


吉松 隆 : プレイアデス舞曲集 2吉松 隆 : プレイアデス舞曲集 2
(2001/07/20)
田部京子、吉松隆 他

商品詳細を見る


FC2 Blog Ranking

カテゴリ: 音探求

[edit]

PAGE TOP

倉橋ヨエコ「婦人用」 

しばらく更新しないうちに、10月になってしまいました。そろそろ涼しくなってきた頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。これからいよいよ芸術の秋だ、ということで、テラスで優雅に紅茶でも飲みながら音楽を聞こうと思っている方、今日の記事は全く役に立ちませんことを先にお詫びします。

タイトルに挙げた「婦人用」、もう名前だけで胡散臭そうと思われた方、大方正解です。倉橋ヨエコは、昭和歌謡やジャズの要素を取り入れた曲を(本人は「シャバダ歌謡」「ヤサグレロック」などと表現)、独特の声で歌い上げます。といっても古臭いと言うことはあまりなく、むしろ新鮮。歌詞も曲調も若干暗めのテイストが目立ち、曲のテーマは恋愛物(「ラブレター」「金魚想う」)、特に負け犬系(「盗られ系」「恋愛テム」「夜な夜な夜な」)が多くあります。そして、同じ歌詞を妙に執拗に繰り返すことが多いのも特徴です。人によっては、聴いているうちに気分が悪くなるかもしれません。
しかし、そうかと思えばやけにノスタルジックな曲があったり(「梅雨色小唄」、歌詞は相変わらずですが)、全体を通していえることは、ピアノのメロディが妙にいい。ほぼ全曲ピアノが使われていますが、どれも素晴らしいです。

とにかく、かなり独特なので、どこかで視聴してから購入、レンタルしたほうがいいでしょう。ちなみに婦人用なので男は駄目と言うことはなく、しっかりと「最近壊れ気味の殿方、御婦人方に是非お勧めしたい。」と帯にあるので、殿方もお手にとってみていただきたいです。

婦人用婦人用
(2005/06/01)
倉橋ヨエコ

商品詳細を見る


FC2 Blog Ranking

カテゴリ: 音探求

[edit]

PAGE TOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。