次の音は、思わぬところに埋まっている。

思い出したように更新したりしなかったり。

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aikamachi+nagie「radiant garden」 

どうにも更新が滞ってしまいます。モチヴェーションが不足しているのだと思います。皆さんこんなブログや日記を書くときに、どうやってモチヴェーションを維持しているのでしょうか。というよりも、ブログというものはほぼ毎日更新しなければいけないという固定観念を捨てるべきなのかもしれません。本当にいい音楽は、そう毎日現れてくるものとも限りません。

今回の表題作は、aikamachi+nagieというユニット(?)のアルバム。ジャンルで分けるなら、エレクトロニカや音響に分類されるのでしょう。アンビエントとは言い難いです。
しかしこの作品はそこらあたりにある4つ打ちのダンスミュージックとも、実験的前衛音楽とも、電子音を豊かに響かせるエレクトロニカ(テクノ)とも一線を画しています。このアルバムの楽曲は、ピアノや弦楽器、管楽器と電子音、声(歌ではないです)や打楽器などを融合させたものが多いです。それならどこにでもありそうなものですが、割合が違います。FreeTEMPOやJazztronikといったアーティストが、電子音:楽器で8:2くらいなのに対し、aikamachiはほぼ5:5です。ただしこれは曲によってまちまちで、生楽器ばかりのものや電子音ばかりのものもあります。aikamachi+nagieでは、ai kamachiさんが生楽器、nagieさんが電子音に精通しているようで、前者は現代クラシック作曲家の一柳慧さんにも師事しているクラシック畑の方、後者は若くしてキャリアを積んだサウンドエンジニア。だからこそこのような融合をなしえたのでしょう。

まずこれをプレーヤーにかけると、何かが生まれてくるような雰囲気の「Rare」が流れてきます。これはもう完全なエレクトロニカです。だからといって質が低いわけではなく、しっかり聴かせてきます。そのあとも、「Cello 'n' Bass」や「Silver Corridor」、「Lift For The Forest」などで、良質な器楽のメロディに電子音などをミックスして新しい世界を作り上げています。また、まるで久石譲のような「Gonna Rain」、Nu-Jazzなどに近い「Onibus para Rio de Janeiro」、声、楽器、電子音が渾然一体となって、なにか不思議な空間を演出する秀曲「the way from Nice」、タッチノイズが心地よい、ピアノ×エレクトロニカ「DOT」、このアルバム中最も素晴らしいと思える、木琴鉄琴や弦楽器が電子音と出会い、極上の夜を奏でる「獅子座流星群」。
全ての曲の余韻を残しつつ、ピアノ独奏曲「小さな約束」で静かに幕を閉じます。

クラシックもエレクトロニカも大好きだという方は是非聞いてみてください。Amazonなどで普通に買えます。町の小さなCD店ではあまり扱ってくれないのが残念です。大型店にはあるのでしょうか。

aikamachi+nagieaikamachi+nagie
(2002/08/05)
aikamachi+nagie

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Ireland: Downland Suite for brass band No1-4; Bridge: Suite for string orchestra No1-4 

Irelandを日本語訳すると「アイルランド」、Bridgeを日本語訳すると「橋」。これが英語がわかる日本人の感覚ですが、この表題にある「Ireland」と「Bridge」はそれではありません。「Ireland」は「アイアランド」、「Bridge」はそのまま「ブリッジ」と読むイギリスの作曲家の名前です。フルネームはジョン・アイアランドとフランク・ブリッジで、どちらも19世紀後半から20世紀中期にかけて活躍したクラシック作曲家です。
クラシック好きを自認される方々の中でもあまり知られていないであろう作曲家ですが、どちらも近代イギリス作曲家のブリテン(こちらはまだ比較的有名)の指導をしていたこともあります。

このCDに収録されているのは、そんなイギリス人作曲家二人の弦楽曲。イギリスには良質な弦楽曲を書く人が多く、このCDでも英国の弦の響きを堪能することが出来ます。アイアランドの「ダウンランド組曲」はもともと吹奏楽用の曲ですが、この弦楽アレンジもよく知られています。古臭いわけではない高貴さや叙情性を感じさせる曲です。カップリングされている二曲はどちらも穏やかな曲調のもので、甘美な響きが楽しめます。そしてブリッジの4曲からなる「弦楽のための組曲」は、緩楽章と急楽章を交互に織り交ぜ、緩楽章では静謐さや神秘性を秘めた世界を展開し、急楽章では弦の響きを最大限引き出した勇壮でカッコイイ曲調で圧倒されます。間違いなく英国弦楽曲の中ではトップクラスの出来です。少なくとも個人的には。

指揮はデヴィッド・ガーフォース、演奏はイギリス室内管弦楽団で、この演奏は大変に秀逸。弦の響きや曲の統制など、相当のレベルです。この名演のおかげで曲の真価を余すところなく堪能できるのは幸運といえるでしょう。

といっておきながら、現在当該盤は廃盤。曲自体はヒコックス盤などで同等以上の演奏を楽しめますので、無理にこの盤を探す必要はありません。というか、ただ聞きたいだけならCHANDOSレーベルなのでNAXOS MUSIC LIBRARYに登録されてい…ると思ったらありませんでした。どうしてもガーフォース盤を聴きたい方は、マケプレやヤフオク、その他海外サイトなどで探してみてください。


Ireland: Downland Suite for brass band No1-4; Bridge: Suite for string orchestra No1-4Ireland: Downland Suite for brass band No1-4; Bridge: Suite for string orchestra No1-4
(1992/09/30)
Frank Bridge、 他

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