次の音は、思わぬところに埋まっている。

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このまま青空文庫は衰退するのか 

今年(2011年)に、青空文庫に収録された作品数が1万点を突破したそうです。3月の話なんで、その後も地道に増え続け、2011年12月現在では10800を超え、11000作に迫ろうというところ。安定的なペースで増加しているように見えますね。


でも見ている限り、青空文庫の未来はそんなに安泰なものではないと思う。


いろいろあるけど、そもそも作業体制がなかなか安定しているとは言いがたい。結構限られたボランティアによって入力、校正が行われてるし、中核にいる数人が最終的なアップから運営までを責任持ってやってるから、何かあったらすぐに滞る危険性をはらんでいる。だいたい、10000作といっても数ページの掌編も1本にしてるし、書籍に直したら数百冊分くらいなのかもしれない(ちょっと検証できてない)。わりと綱渡りで毎日の更新をこなしてる印象。


そしてそれよりも問題なのが、その作業体制を変えたり、作業効率を上げたり、問題点を修正する仕組みがほとんどないこと。なにせ前述のとおり中核の数人の意向が全体の運営を左右するところが大きいので、データベースプログラムの改良なり仕様の更新(テキストのUnicode化も進まないな)についても、実際の改良作業もその提案もろくに出来る状態ではない。青空文庫はできてからもう10年ほど経っているが、見た目も中身も10年前の古風なままで、実に旧態依然としている。中核の人もほとんど入れ替わってないと思う。


青空でずっともめてることとして、「ケ」「ヶ」の問題がある。つまりは入力元の書籍(底本)で「関ケ原」とか書かれてる時に、青空では「関ヶ原」と入力して、そのテキストの最後に「大振りのケをヶとして入力しました」っていう注記を入れるというルールが定められてる。でもそれはおかしいやろうと、一部の人が声を上げて議論をつづけている。まあ青空の掲示板とか見ればわかるけど、もはや議論なんてものではなく、ただ一方的に悪口をまくし立ててるだけのような様相になって、運営側は鎮圧も反論もほとんどせずに、かといってルールを変えるわけでもなく、沈黙している。このあたりの構図は「ここはうちの領土だ」「領土問題など存在しない」と言っている某国みたいな様相を呈してるわけで、実に不毛だ。もう何年やってることやら。

おれは一部の入力作業とか、関連サイト制作とかはしてたけど、基本ほぼ見てるだけやし、どっちが言語学的に正しいとかJISの仕様ではどうだとか興味ないです。ただしファイルの仕様としては、現行方針「ヶに直す」なら、仮にそのあと「ケとする」となっても一気に修正できるけど、逆には修正できないので、現行方針のほうが理にかなってるとおもう。

でも一部で方針変えろという圧力をずっと強めてる人がいる(名前を上げるのは控えるけど、掲示板みるとすぐわかりますね)。それもかなり過激な口調で。正直やり方が幼稚で、もはやまともに相手されていない感もある。でもそんな方法でしか異議申立てができないってのも不健全やし、納得させることも排除することもできてない運営体制もどうなのか。Wikipediaなら管理者権限を持っていようと、意思決定の権限を独占的に握っているわけでもないし、気になる所があれば公開議論のもとで決定できるし、あまりにもコミュニティを疲弊させるような動きはブロックによって排除も出来る。そういう民主的なやり方は青空文庫ではできないし、過激派の意見を借りれば「工作員(入力校正をする人)は、富田倫生氏(呼びかけ人)が決めたことに、問答無用で服従することを誓え」という状態。この言い方は中傷じみてるし、Wikipediaならこの人は即刻ブロックされてるやろうけど、青空文庫では野放し。「カラマーゾフの兄弟」の中、下巻がなかなか公開されないのは、この人がルールの改訂と引き換えにファイルを握っているからだったようで、ここまでくると非常にたちが悪いし、コミュニティ的な欠陥があるとも思える。オープンな活動がメインストリームになっている中、こんな不透明なコミュニティで共同作業をするってのが無理があるんでしょう。そしてこのざまを見て作業員に志願する人が遠ざかるのでしょう。実際おれも愛想がつきかけてて、もう作業はしてません。


まあほっといても、スマホ用ビューワーとか青空ミセラス君(青空のファイルをPDFとか携帯用とか各種フォーマットで提供)とか、周辺から便利なものがいろいろ出てるから問題ないとも言えるけど、Googleブックスやら近代デジタルライブラリーやらが大量公開を進めてる今、この牛歩のような更新頻度でいたら、そのうちどっかに駆逐されそう。駆逐するような存在がないし、今から追いつくような仕組みを作るのが面倒やから、今のところは繁栄してるんやねきっと。Wikiもろくに普及してない頃から活動し、ここまで持続してきたのはすごいと思いますが、このままの作業体制をつづけていると、公開を待つあまたの著作権切れの本は、より長く死蔵されたままになることでしょう。

小説以外のジャンルの著作権切れ書籍はやまほどありますが、ほとんどは青空文庫では手付かず。もうおれは青空文庫には期待していません。そのうち昔公開されたテキストをアーカイブしてるだけの場所に成り下がってる気がする。


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(2005/11)
野口 英司

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2011/12/21 06:04 | edit

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