次の音は、思わぬところに埋まっている。

思い出したように更新したりしなかったり。

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生物学の学生はどこへ行く 

吐き気もしてくるような状態ですが、何かしら書くくせを取り戻そうと無理に書く。

ヒビコレアラタなる生活。 - バイオ系の進路。

2chのピペド批判テンプレにも載せられてしまったうちのこの記事で、生物学というか分子生物学の現状について触れてますが、こっちのブログでは生物系に進んだ大学生、大学院生の進路やらも含め、実情を綴っている。t-twofaceさんの「皆殺しの天使」がなくなってしまっている現在、その一端を知るうえで非常に貴重な話です。「皆殺し」より穏やかにかかれてますが、研究職を目ざすなら生物学科、ひいては理学部はやめておいたほうがいいのではとやんわりと言っている。見たところ、(控えめですが)ほぼ実状を反映させた文章になっているので、バイオとか生物の研究とか興味ある高校生にも読んで欲しいですね。これまで言われていることとそう差はないですが、まとまっているので読み易いです。


実際はこれでもぬるいかもしれません。書かれていないこともたくさんあります。そのへんを赤裸々に書くと「皆殺し」の二の舞かもしれません。ただやはり、「皆殺し」には多少の意味があったと思います。知らないことによる不幸をなくすためだけでなく、これからの生物学の発展について、それを学ぶ学生の現状を知った上で、建設的な議論をする足がかりになる可能性があったわけですから。

「皆殺し」が閉鎖してから1年経ちましたが、残念ながら後者については特に目立った動きがないようです。単にピペドを忌避、軽蔑、自虐する動きだけが、ネットの一部でぽすっと噴出したに過ぎません。生物学を発展させることは、もとより娯楽のような面があるので仕方ないかもしれませんが、これではあまりに報われません。いわゆるピペドとしてわが身を嘆く学生にとっても、生物学の研究者を志すこれからの世代にとっても、生物に興味を持って、生物系学科への進学を考えている中学生、高校生にとっても、だれにとってもいい傾向ではありません。今この分野にしがみついて定年まですごすことを願う教授にとっては、自分らの研究室に人が来なくなるような話を議論されては困るでしょうが、それが唯一の例外でしょう。


私の大学の理学部は、基礎研究者を育てるのが基本的スタンスです。
1人の天才と99人の凡人を育てる学部です、と入学式の訓示で言われたほど。
博士進学学生にはできる限りの補助をしようとしますが、
就職する学生には、何の補助もありません。


上で紹介したブログから引用しますが、理学部にはこういう側面があります。1人の天才になれなければ、社会的に非常に不利な凡人になりかねないのです。

生物系分野に限らず、どこの分野でもいろいろ問題は有るでしょうが、安易に生物の授業が好きだったからと言って生物系にすすむのは、あまりにリスキーです。ちなみに就職については、こんな統計もあります。

学生の採用活動に関する企業調査【理工系】(09卒)

これを見ると、理工系の他分野と比べて、企業でいかに生物学の研究開発ポストがないかわかります。特にこれ


おれは生物学が好きです。もっと発展して欲しいと思っています。放っておいても勝手に進歩するでしょうが、その世界に関心がありつつも、現実的な理由であきらめていく未来の天才を逃していては、進歩の速度はきわめて遅くなるでしょう。


しかし地球科学はもっと大変だろうな…。ある程度それを覚悟して入ってると思うけど。

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